若い世代の薄毛も増加?若い頃の薄毛対策とは!?
薄毛と言うと、40代以降の中年男性から発症するイメージを持っている方が多いはず。“おじさんになると、毛が薄くなってくる”という印象を持っているためか、若い頃はふさふさで薄毛とは一切関係の無い生活を送ることができると思っている方も、また多いのが事実です。
しかし、近年は20代、10代といった若い世代の薄毛も問題になってきているようです。
なぜ、若年層が薄毛に悩まされてしまうのでしょうか。ここでは、若い世代の薄毛について考えていきたいと思います。
若い場合は遺伝?
若年層で薄毛に悩まされている方は、遺伝が関係していると言われています。若い方は、スナック菓子ばかり食べて、不規則な生活をしているから、薄毛になってしまう。
髪の毛を若気の至りでどんどん染めてダメージを与えたり、ワックスをガンガン使ったり、合わないシャンプーもどんどん使っているから薄毛になっても仕方が無い。薄毛について、しっかりと情報を集めている方であれば、このような答えに辿り着くかもしれません。
しかし、これらは長年の蓄積により頭皮に影響を与えるものであり、若い頃に環境要因が影響を与えるとは考えにくいとされています。
事実、若い方で酒やタバコ、夜更かし、染髪をされている方も大勢いますが、そういった方々全てが薄毛になっているわけではありません。専門医などの見解によると、生活改善を行うのはもちろん効果的ですが、遺伝から考えていった方が良いと言われています。
AGAの基本的な仕組み
遺伝としての薄毛の原因はさまざま考えられますが、そのひとつの要因としてAGA(男性型脱毛症)の存在に目を向けておくべきでしょう。
AGA(男性型脱毛症)は、近年話題となっている薄毛の症状ですが、若い方が薄毛になってしまう要因として、このAGA(男性型脱毛症)が特に注目視されています。
AGA(男性型脱毛症)は、まず男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼという還元酵素と結合してできる、ジヒドロテストステロン(DHT)が関連しています。ジヒドロテストステロン(DHT)は、それ自体で毛髪サイクルを狂わせるわけではなく、髪の毛に存在しているアンドロゲン受容体と結合することで、ヘアサイクルを狂わせるのです。
年齢を経た男性だけでなく、若い方でもこのAGA(男性型脱毛症)が進行してしまうことは十分に考えられるため、遺伝からの対策を切り込んでいった方が良いと言えるでしょう。
注意点もある
AGA(男性型脱毛症)を治療する場合、医薬品での療法となる場合がほとんどです。
しかし、注意したいのが若い頃にこういった医療品を多様するとリスクがある、ということです。フィナステリドやミノキシジルなど、先ほどのAGA(男性型脱毛症)が発生するシステムを妨害することで、薄毛を対策できると言われている医薬品です。
そのため、成人男性であればこういった対策を取るのですが、10代の未成年の場合、臨床試験が行われておらず投薬をすることができない、ということになっているのです。
こういった場合、少しでも進行を抑えるべく、日常生活を正し、髪の毛のケアに注意を払って成人を待つことになります。
正しい頭皮ケアを続けたい
若い頃は薄毛になる可能性が低いですが、暴飲暴食、不規則な生活を続けても大丈夫というわけではありません。
こういった生活が蓄積されていったり、さらに実はAGA(男性型脱毛症)を加速させてしまったり、後々トラブルが起こることは当然です。
まず、アデランスが出しているヘアリプロなど、正しく髪の毛を洗髪できるシャンプーを揃えるなど、頭皮環境に注意を払っておきましょう。
正しいシャンプーを利用しないのも、フケや抜け毛の原因となります。若いからこそ、早いうちに手を打っておく。諦めずに、ぜひ対策を続けてください。