薬で薄毛になってしまうの?薬剤性脱毛症とは?

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薄毛に悩んでいる方の中には、薬による副作用で困っている方もいるかもしれません。 AGAや不摂生、ストレスなどにおける抜け毛とは違い、薬による脱毛症は原因が掴みにくく心が極端に不安になってしまう可能性があるでしょう。 ここからは、薬による脱毛症である薬剤性脱毛症について考えていきます。ぜひ、自覚症状などがある方はチェックしてみてください。

 

薬剤性脱毛症とは?

薬剤性脱毛症とは、服用している薬の副作用によって起こる抜け毛の総称です。 例えば、風邪薬などを普段服用されている方が何らかのタイミングで髪の毛が抜けていってしまったり、新しく飲み始めた薬が合わなくて副作用で脱毛症状が見られるなど、こういった状況の場合をさしています。抗がん剤など、こういった強い薬を服用することで髪の毛が抜けてしまう…ということをイメージされる方も多いかもしれません。 たしかに、薬剤性脱毛症の代表的なものは抗がん剤服用における副作用です。しかし、薬剤性脱毛症は抗がん剤に特有のものではなく、さまざまな薬で起こると考えられているので注意が必要です。

 

抗がん剤で起こる抜け毛とは?

そもそも、抗がん剤でなぜ抜け毛が起こってしまうのか考えていきましょう。抗がん剤の場合、成長期脱毛と呼ばれる症状が副作用として起こると考えられています。 抗がん剤は、がん細胞の分裂を抑えることが期待されて投薬されるものですが、これが関係して脱毛がすすんでしまうといわれています。髪の毛は毛母細胞によって作られていることで知られていますが、細胞分裂がかなり活発です。 本来、がん細胞の分裂だけでを阻止する抗がん剤なのですが、結果的に抗がん剤のターゲットになりやすく、毛母細胞の分裂が止められてしまうことが要因だと考えられているのです。基本的に薬剤性脱毛症は、こういった状態で起こるようですが、抗がん剤以外のもので起こる薄毛症状はどのようなものがあるのでしょうか。

 

休止期に脱毛が起こる

健康的な髪の毛の成長を繰り返す人は、成長期と退行期、休止期をバランスよく繰り返しています。 要するに、このヘアサイクルが正しく続けられていることで髪の毛が生えたり抜けたりし、髪の毛が生えてこない薄毛の状態を抑えると考えられます。しかし、薬剤性脱毛症の中には休止期に影響を与えてしまうものも少なくないといわれています。 ヘアサイクルが乱れてしまう要因のひとつが、休止期の髪の毛が増えてしまうことです。当然、休止期の髪の毛が増えれば成長が止まってしまっているわけですので、全体的に薄毛となってしまいます。 さらに、薬剤性脱毛症の問題はかなりゆっくりと進行していくため、こちらが気付かずに徐々に進行してしまうところ。気がついたら、かなり薄毛になっていた…という症状になることから、早期発見が薬剤性脱毛症を起こさないポイントだといえるでしょう。

 

どういった薬に注意すべき?

抗がん剤などの場合、極端な症状になってる方ですので避けるわけにはいきません。しかし、休止期脱毛に困っている方の場合、日常的に服用している薬が悪影響を与えていることがあるので注意すべきでしょう。 まず、ヘルペス治療薬や通風治療薬、高脂血症治療薬の中に薬剤性脱毛症を起こすものがあるといわれています。これらを、何らかの理由で服用している方は薬剤性脱毛症に注意しながら摂取しましょう。 さらに、より身近なところでは胃薬でも薬剤性脱毛症が起こるものがありますし、アレルギー治療薬、抗真菌剤などにもあるといわれています。薬剤性脱毛症が気になっている方は、一度薬剤師やお医者さんに相談してみるとよいでしょう。

 

正しい知識をつけること

薄毛になるから…といって健康を保つための薬を服用しない…というのも問題です。正しい知識をつけるためにも、わからない不安なことは医者等専門家に伺い、安心して服用するようにしてください。