他人事ではない!?薄毛に悩む老若男女が増加中!
薄毛で悩んでいる人と聞くと、「中年の疲れきった男性」というイメージがあるかもしれません。 そういった方は薄毛のモチーフになることが多く、確かに髪の毛が薄い…というイメージを植え付けられやすい部分があるでしょう。しかし、近年そういった男性だけでなく老若男女が薄毛に悩む時代だといわれています。一体、何が起こっているのでしょうか。
全体的に薄毛が進んでいる?
薄毛で話題になっているのが、AGAという言葉。 これは、男性型脱毛症と呼ばれているもので、男性ホルモンの一種であるテストステロンが関連することがわかっています。とくに中高年に多いことから、冒頭でお伝えした通り「薄毛は、中年男性がなるようなもの」といった印象になるのでしょう。 しかし、近年とある大手増毛メーカーが全国の10代~60代以上の男女約5,000人にアンケートをとったところ、意外な結果がわかったというのです。
3人に一人が薄毛?
アンケートでは、頭皮が薄くなってきたなど、薄毛が気になり始めたか…ということを聞いたそう。なんと、男性は半数が抜け毛などが気になっていると答え、さらに女性も約3割程度が気になると回答したというのです。 ビッグデータから推測するに、日本人の3人に一人は頭皮に何らかの不安を抱えている、ということがこのデータからわかったのだそうです。さらに、前回の調査よりもかなり数が増えていることがわかっていたようで、薄毛は中年男性だけのものではなくなってきている、ということがよくわかる事実が示唆されてしまったのです。
頭皮環境改善商品が売れる!?
冷静に考えると、頭皮環境を良くするようなケア商品のCMなどを多く見る機会が増えてきているとは思わないでしょうか。以前は、香りやパッケージデザインのおしゃれさ、髪の毛がよりキレイになる…という、「健全な髪の毛ありき」の商品が多く売られていた印象。 しかし、今はオーガニック商品をはじめ、髪の毛にダメージを与えないことを目的とした商品群が多く宣伝・販売されています。こういった商品を作るメーカーもむやみに商品開発をしているわけではありません。 世論をしっかりと汲み取った上で販売につなげています。前述したように、日本人の3人に1人が頭皮環境について不安を抱えている…ということですので、こういった商品が増えてくることは不思議なことではありません。逆にいうと、頭皮環境への意識が高まってきた…とも考えられるでしょう。
情報がもたらした不安
しかし、頭皮環境が気になっている日本人が増える一方で、とくに街や職場で薄毛の人が増えた…という印象はないでしょう。10年前の街の画像と今の街の画像を見比べたとして、明らかに薄毛が増えた…という話も耳にしません。 おそらく、こういった結果になったのはネット文化が進んだことによるものが大きいと考えられます。今までは、雑誌や一部のテレビ程度でしか、「薄毛の情報」についてアクセスすることができませんでした。 さらに、自分が薄毛であっても周囲の人たちから気にされていなければ別に生きていけた時代です。しかし、近年ネットで薄毛の定義であったり、薄毛の人は見られている、薄毛であることを嘆く掲示板などが容易く見れるようになりました。SNSで、自分の姿をPRすることもあるでしょう。 こういった側面から、「自分は薄毛なのかもしれない。薄毛は嫌われるんだ」という恐怖感がおあられ、余計に気にするようになっている可能性もあるのです。
気にし過ぎもよくない
頭皮環境を整え、正しいヘアケアを続けることは絶対に重要です。しかし、あまりにも薄毛を気にしすぎて前に進めなくなったら本末転倒。あまり気にしすぎることも薄毛進行に繋がりますので、落ち着いて考えてください。