運動不足で薄毛に?髪の健康と新陳代謝の関係性

AGA育毛薄毛

はじめに

薄毛がきになるようになったら、その対策としてまずは育毛を考える人も多いのではないでしょうか? しかし、運動不足などが原因となって薄毛となることもあります。薄毛と運動不足には直接的な因果関係はないと医学的にはされています。しかし、運動不足となると、健やかな髪を育むために重要となる新陳代謝が促されなくなり、結果として薄毛になる可能性があります。この記事では、髪の健康と新陳代謝についてわかりやすく解説していきます。

運動不足と薄毛の関係性

 男性の場合、薄毛の原因の多くは男性ホルモンが影響していると言われています。男性ホルモンが原因となって発症する脱毛症は男性型脱毛症(AGA)と呼ばれていますが、運動不足と薄毛には直接関係性があるとは考えられていません。しかし、運動不足をはじめとする生活習慣の乱れは、頭皮環境を悪化させることから、AGAの進行を早めたり、AGAの一因になると考えられています。以下では、運動と薄毛の関係性について詳しく解説していきます。

運動と薄毛にはどんな関係がある?

 髪の健全な成長のためには、ヘアサイクルが欠かせません。ヘアサイクルが正常に機能すれば、髪は長く・太く成長していきます。ヘアサイクルは、成長期・退行期・休止期の順番に繰り返され、髪が抜けたり生えたりします。髪の毛が生えてくるためには、毛母細胞が正常に機能していなければなりません。加齢とともにこの機能は衰えていきます。この機能が十分に機能するためには、きちんと頭皮環境を整えておく必要があります。頭皮環境が悪化したり炎症症状があると髪の毛が健康に育ちにくくなってしまいます。せっかく生えてきた髪の毛も切れやすくなったり細くなったりしてしまうので、髪の毛のボリュームが薄くなってしまい、薄毛が進行したように感じてしまいます。手で触ったときに髪の毛の感触が乏しい場合には要注意です。皮脂が毛穴に詰まってしまうと、皮脂が酸化して毛穴が炎症を起こしてしまい、抜け毛の原因となります。

 睡眠不足など、睡眠の質が悪い場合にも、髪の毛の新陳代謝がうまく機能しなくなります。頭皮の血流が悪くなっていると、栄養が髪に届かなくなってしまうので、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。若いうちは多少の睡眠不足などでも薄毛が気にならないかもしれませんが、加齢とともに髪の毛が抜けやすくなります。髪が細くて抜け毛が目立つような場合には、本来もっと太く長く成長すべき髪が十分に成長できていない可能性があり、その原因は、新陳代謝がうまくいっていないので注意が必要です。特に、頭頂部から髪の毛が薄くなっている場合には、男性型脱毛症(AGA)の可能性があり、新陳代謝が悪いその症状が悪化するので注意しなければなりません。

新陳代謝が高くなると、毛母細胞の細胞分裂も促されるようになり、ヘアサイクルもうまく機能するようになります。そのためには、十分な睡眠をとり規則正しい生活を送る必要があります。育毛などで薄毛の対策をすることも大切ですが、規則正しい生活も健やかな髪のためには大切です。髪の毛を健やかに保つためのホルモンは寝ている間に分泌されるので、きちんと睡眠をとることは髪の健康のためには非常に重要となります。

おわりに

 髪の健康と新陳代謝には密接な関係があります。健やかな髪を保つためには、頭皮環境を整え、新陳代謝がうまく機能するようにしなければなりません。頭皮の炎症などの症状があると、髪の毛がうまく育たず、細く切れやすい髪の毛になってしまいます。髪の毛が細いとそれだけ髪全体のボリューム感も減ってします。髪全体のボリュームが減ってしまった結果、薄毛が気になるようになります。加齢によって、頭皮の新陳代謝は徐々に衰えていくことが普通です。そのため、年齢を重ねるごとに、頭皮の新陳代謝には気をつけなければなりません。生活習慣を見直して、頭皮の新陳代謝がうまく機能するようにすることが大切です。

 

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