シトルリンが薄毛対策になる?スイカが薄毛に良いとされている理由とは!?
薄毛の方であれば、できるだけ髪の毛に良いと言われている食品を摂取したい、と考えるはずです。海草類が良いと言われていますが、確かに頭皮に届けたい栄養素の多くを含んでいるため、積極的に摂取したいところです。
しかし、夏によく食べられるスイカも薄毛対策に効果がある、ということで話題になっています。なぜ、スイカが薄毛対策になり得るのか、ここで解説していきたいと思います。
シトルリンが豊富に含まれているから
なぜ、スイカが薄毛対策に優れていると言われているのでしょうか。実は、スイカには頭皮にとって重要と言われている、アミノ酸の一種「シトルリン」が多く含まれているからなのです。
このシトルリン自体は、メロンやクコの実、ニンニクなどにも含まれているのですが、スイカはそれらの数倍にも及ぶ量のシトルリンが含まれます。そ
もそも、1930年にスイカから発見されたアミノ酸であり、スイカならではの栄養素と言っても良いからなのです。夏場、水分補給にピッタリと言われ愛されているスイカですが、薄毛に関係しているというのは驚きです。
シトルリンの何が良いのか?
さて、スイカが薄毛対策におすすめということは分かりました。しかし、そもそもシトルリンは頭皮にどういった影響を与えるのでしょうか。
まず、シトルリンが良いと言われている理由に、血流改善が挙げられます。頭皮と血流というとあまり関係ないと思われがちですが、血流の流れが良いということはとても重要です。まず、私たちの体のいたるところに栄養が届けられるのは、血液のおかげです。
この血液に栄養素などが乗り、然るべきところに届けられます。つまり、頭皮部分にも血液で栄養素が届けられるため、仮に血流が悪い状態だったらそれだけ栄養が届かないことになってしまうのです。シトルリンには、体内で一酸化窒素が生成されるのを助ける働きがあると言われています。
一酸化窒素が注目されているのは、血管拡張の効果が期待できるためです。シトルリンを摂取することで一酸化窒素の生成が助長され、さらに血流がアップするため、その分頭皮に多くの栄養が届けられる、という仕組みになっているのです。
血流が滞ると困ること
スイカに含まれているシトルリンですが、血管拡張の効果があるとお伝えしました。実は、血流が滞ってしまうと頭皮だけでなく、身体のさまざまな部分に悪影響が訪れます。冷えやむくみはもちろん、最悪動脈硬化のリスクも高まることで知られています。さらに、そもそも人間の体は栄養不足になってくると、生命維持に重要なところから栄養を届けるようにできています。
つまり、各臓器や目など、そういった部分に主要な栄養が届けられてしまい、頭皮は後回しになってしまうということです。頭皮に十分な栄養を届けるためには、やはりシトルリンはもちろん、血管拡張を意識した食生活などを続けることが重要になってくるのです。
シトルリンの摂取量は?
シトルリンは、副作用はないので安全な成分と言われていますが、問題は即効性が無いところです。
当然ですが、シトルリンを摂取しだしたら急に抜け毛が止まったとか、髪の毛が生え始めたということは起こらないでしょう。つまり、長期点にしっかりと日々摂取し続けることが重要になってくるのです。シトルリンは、できれば一日800mgを摂取したいと言われています。
しかし、スイカ100gでおよそ180g程度なので、毎日スイカを一玉食べないといけない計算となります。
スイカの皮にも多く含まれているので、漬物などにして日々、摂取すると良いでしょう。安全なメーカーのサプリメントを摂取するのも効果的です。薄毛対策の一助として、お腹をくださない程度に、意識しながらスイカを食べてみてはいかがでしょうか。