AGA入門-AGAについて知っておくべきことを解説!

AGAホルモン薄毛

はじめに

薄毛に悩み始めると必ず聞くのがAGA。AGAという言葉は、TVCMや雑誌などで耳にすることもある言葉ですが、AGAが何を意味しているのかについて知らない人も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、AGA入門として、まずはAGAについて知っておきべき基礎的な知識についてわかりやすく解説していきます。

AGAの基礎

AGAとは“Androgenetic Alopecia”の略称で、男性型脱毛症と呼ばれています。AGAは、女性にも起こる病気で、女性の場合にはAFGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれます。AGAは思春期以降に発症する進行性の脱毛症と定義さされ、一度AGAを発症すると自然治癒することはありません。むしろ、症状はどんどん進行していってしまいます。そのため、AGAを発症した場合にでは、できる限り早い段階で専門医のいる医療機関で治療を受けなければなりません。

AGAは、現在、日本に1,200人もいると言われています。日本の成人男性の人口はおよそ5000万人ほどであるため、成人男性のうち、3分の1程度はAGAであるとされています。

AGAの原因

AGAの原因としては、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンと遺伝的な要素が大きく関わっているとされています。男性ホルモンは、幼児期と思春期の男性器の発達に重要であるとされており、毛髪の成長と性欲に重要な影響を与えています。

AGAも脱毛症の一種ですが、頭皮環境の悪化が原因となる脱毛症ではありません。加齢によって毛が薄くなるのとは異なります。そのため、AGAの症状は、他の脱毛症とは異なり特徴的で、局所的な脱毛部位ができるのではなく、頭頂部や額の生え際から徐々に脱毛症状が進行していくことが特徴です。さらに、過度のストレス・睡眠不足・喫煙・食生活などもAGAを促進する原因であるとも言われており、生活習慣も影響すると言われています。

現状として、AGAの主な原因、メカニズム、進行パターンについては徐々に明らかとされていますが、依然として完全に解明されているわけではありません。現在の医療レベルでは、AGAを完治することはできません。しかし、治療によって薄毛の進行を抑制し、毛髪量を増やしていくことが可能です。AGAの治療は投薬治療が主流で、継続的に治療を行うことが大切となります。

AGAとヘアサイクルの関係

毛髪には、ヘアサイクル(毛周期)という周期があり、AGAを発症すると髪の毛が伸びる成長期の段階の期間が短くなってしまい、髪の毛が伸びる前に髪が抜け落ちてしまいます。毛髪は、成長期・退行期・休止期を繰り返していますが、AGAを発症すると、髪の毛が最も活発に生育する「成長期」に十分に髪が生育するよりも前に退行期を迎えます。成長期は約1000日間、退行期は約2, 3週間、休止期は約12週間です。一定期間の成長期を経て、退行期に入ると髪の成長は止まって抜け落ちます。その後、再び成長をはじめることを繰り返しています。AGAは成長期に髪が十分に成長せずに退行期となってしまいます。結果として、ヘアサイクルが通常よりも早くなってしまうことから、AGAの代表的な症状である脱毛症状が進行し、薄毛として症状が現れると考えられています。

AGAは早期治療が大切

ただし、AGAの進行パターンや進行レベルは人それぞれ異なっており、素人目では判断しにくいことが多いです。そのため、自分で髪が薄くなっているように感じたような場合には、自分で判断するではなく、専門医から診断を受けて適切に治療をすることが大切です。AGAは治療をしなければ改善することはありません。症状が進行するほど治療にも時間がかかるようになるので、早期の治療が重要です。

おわりに

 AGAは男性ホルモンや遺伝的要因が関わっている病気です。一度AGAが発症すれば、現在の医学では対症療法として進行を遅らせたり、毛髪量を増やすことが治療方法となります。AGAは何の治療もせずに放置していても決して治ることはありません。そのため、薄毛が気になりだしたらできるだけ早く専門医に相談して治療を開始することが大切です。

 

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