ヘアケアの基本:シャンプーはどう選んだら良い?

シャンプー薄毛頭髪

はじめに

 毎日のヘアケアにとってシャンプーは欠かせないものです。シャンプーの種類によってその効果も異なります。きちんとシャンプーを選んで使いこなすことができれば、あなたの髪も美しくなります。健やかな髪を育てるためにはシャンプー選びは非常に重要です。この記事では、シャンプーについて是非とも知っておきたい知識をわかりやすく解説します。

シャンプーの役割は?

 シャンプーの役割は、髪を洗うのではなく、頭皮を洗うことが基本となります。そもそも毛髪についた汚れは水で流せばほとんど場合落ちてしまいます。しかし、頭皮ついた皮脂汚れは水だけでは落としにくいのです。油は水で落としにくいことが原因となっています。頭皮は新陳代謝と皮脂の分泌が活発であることから、頭皮を清潔に保つためにシャンプーを活用するというのが正しいシャンプーの使い方です。シャンプーは自分に合ったもの、目的に応じて使い分けるものです。以下では、シャンプーの選び方について説明していきましょう。

シャンプーには種類がある!

 シャンプーは大きく分けるとアミノ酸系・高級アルコール系・石鹸系の3種類に分けることができます。

 アミノ酸系シャンプーは、水の次にアミノ酸の成分名が書かれています。代表的なアミノ酸の成分としては、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルアラニンTEA、ラウロイルメチルアラニンNaなどがあります。こうした成分がシャンプーの成分表に書かれている場合には、アミノ酸系シャンプーに分類することができます。アミノ酸系シャンプーは、低刺激で頭皮に優しいことが特徴です。刺激が少ないことから、薄毛や抜け毛、切れ毛など髪の毛のトラブルを抱えている人はアミノ酸系シャンプーを選択しておきたいところです。アミノ酸系シャンプーは優しい洗い上がりで皮脂を落としすぎることもないので、髪がごわつくなど、髪が乾燥しやすい人にもおすすめのシャンプーです。一方で、アミノ酸系シャンプーは泡立ちや洗浄力が弱めであるため、皮脂汚れをしっかりと落としたい人にはあまり向いていません。

 高級アルコール系シャンプーは、界面活性剤として高級アルコールを使用しています。高級アルコールの成分には、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、パレス硫酸Naなどが使われていることが多いです。高級アルコール系シャンプーは、アミノ酸系シャンプーとは逆に洗浄力が非常に強く泡立ちも良いのが特徴です。比較的安価に購入できることもメリットと言えるでしょう。しかし、高級アルコール系シャンプーは頭皮に対する刺激が強いため、薄毛や切れ毛、抜け毛などに悩んでいる人には向いていません。特に、乾燥肌・アトピー性皮膚炎・敏感肌・炎症症状がある場合には、刺激によって症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。

 最後に紹介する石鹸系シャンプーは、界面活性剤に石鹸の成分を使っています。代表的な成分としてカリ石けん素地、石けん素地、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどを使っていることが特徴です。石鹸系シャンプーは、洗浄力も高く泡立ちも良くなっています。汚れや皮脂もしっかりと落としてくれます。天然成分を使っているので、環境への負荷が少ないことも特徴です。頭皮に対する刺激が少ないにもかかわらず、洗浄力が高いことが魅力ではありますが、洗った後に髪がパサついたり、軋んだりすることがあります。必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまう可能性があるので注意が必要です。

おわりに

シャンプーは頭皮環境を整えるために非常に重要な役割を担っています。シャンプーは毎日のヘアケアに欠かすことはできません。きちんと自分に合ったシャンプーを選ぶことができれば、毎日のヘアケアも効果的になります。薄毛や抜け毛、切れ毛などに悩んでいる場合には、アミノ酸系シャンプーを選ぶなど、適切なものを選ぶことが重要です。シャンプーに含まれている成分によって、シャンプーの効果には違いがあるのでこの点をきちんと理解しておきましょう。

 

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