若い人でも薄毛になる?今からできる改善とは?

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薄毛になるのは何も大人だけではありません。

高校生など、若い頃から薄毛が進行してしまう方も少なくないのです。仮に、若い頃に薄毛が気になり出して対策を怠っているとその後にさらに毛髪が薄くなってしまう可能性があります。ここでは、若い方の薄毛に関する対策について考えていきたいと思います。

若い頃の薄毛の注意点

薄毛というと40歳以上の男性が悩んでいることだと思われがちです。確かに、加齢と共に薄毛が進行しやすくなりますし、今までのさまざまな頭皮ダメージの蓄積なども関係しているでしょう。

では、若い頃は問題ないのでしょうか。若い頃は暴飲暴食したり徹夜をしたり、自由なヘアスタイルを楽しむなど、あまり頭皮によろしくない行為を行なっている場合も少なくありません。

しかし、若さでそのあたりはカバーできますし、頭皮も案外健康な状態を保っている人が少なくありません。

そのため、そのまま大人まで平気だろう…という気分で生活を続けていくことで薄毛が進行してしまうのです。とはいえ、近年は若い方の薄毛が目立って来ています。一体、何が起こっているのでしょうか。

遺伝的なもの?

まず、薄毛は遺伝的なものが関わると言われています。AGAなども、男性ホルモンの一種であるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化することが関連していると言われています。

若い頃というのは男性ホルモンが多く分泌されることで知られており、ニキビができやすかったり、筋肉がつきやすかったり、大人への成長に向けてさまざまな効果が見られます。

とはいえ、テストステロンなど男性ホルモンの分泌が盛んだから薄毛になる、ということはありません。実際、若い頃の多くの男性が薄毛ではないからです。

やはり、薄毛は遺伝的なものが関係しており、思春期だから…ということでなるようではないかもしれません。

生活習慣

しかし、若い方で薄毛になる可能性のひとつとして生活習慣も見逃せません。

受験や人間関係でのストレス、さらに勉強ばかりして運動不足だったり、ファストフードを中心とした食生活の乱れも関連しているでしょう。さらに、スマートフォンの普及も関連していると言われています。

まず、前述したストレスに関してはSNSなどで人間関係が学校だけでなく、ネット上で幅広く築けるようになりました。良いことである一方、さまざまなトラブルに悩まされることもあるなど、苦しい日々を送っている方も少なくありません。

さらに、動画視聴など夜遅くまで行なっている方の場合、眼精疲労が起こる可能性があることも見逃せません。

ビタミンB群やLーシスチンは、目にとって重要な栄養素ですが頭皮にとっても重要。睡眠の質も下がるという報告があるように、睡眠の乱れと頭皮への栄養不足が重なり続け薄毛になってしまうとも考えられるのです。

規則正しい生活を

若い頃というのは難しいかもしれません。

しかし、今後のことを考えて生活習慣の見直しを早い段階から行なっておいた方がよいでしょう。例えば、今は良くても大学生になったり就職したり、いろいろな対外関係が増える頃に薄毛になってしまったら、それこそ人生が苦しくなります。

規則正しい生活とアウトローなメチャクチャな生活というのは後者が格好良いと思われがちです。

しかし、規則正しいという文字の印象やそれを語っている医師のイメージからダサいと思われがちですが、とても素晴らしくカッコいいことです。むしろ、世界中の成功者は自堕落な生活を避けて規則正しいペースで仕事をするようになっています。

若い頃から生活を正し、頭皮のことを考えるというのは難しいかもしれません。しかし、若くして薄毛が増えている今、大人も真剣に我が子の薄毛について考えなくてはいけない時代がやってきているのではないでしょうか。