寝相が薄毛に関係するの?正しい寝相をすすめたい理由!

栄養薄毛

薄毛の方が気にするのが、“毎日どれだけの毛が抜けているのか”でしょう。

突発性の円形脱毛症であればアレですが、基本的に朝起きていきなりつるっぱげ、ということはありません。必ず、ヘアサイクルの乱れなどにより日々少しずつ抜けていくものなのです。さて、そんな抜け毛の量がよくわかるのが枕についた抜け毛です。

もしかしたらこの抜け毛、寝相が関係しているかもしれません。その理由について考えていきましょう。

寝相が抜け毛を助長する?

あなたは寝相が良い方だと思っているでしょうか。

恐らく、多くの方が、“わからない”とか“悪いのでは?”というところだと思います。当たり前ですが眠ってしまえば隣りにパートナーがいない限り自分の寝相は分かりませんし、そもそも良い寝相というのもどういったことをさしているのか曖昧です。

例えば、枕に頭を乗せてそのまま動かずに朝を向かえるのは良い寝相と言えるでしょうか。それとも、それなりに寝返りを打った方がよいのでしょうか。

実は、良い寝相という観点からすると後者が良いと言われており、同じままの寝相だと血液が滞留しやすくなるなど悪影響を及ぼしてしまうことになるそうです。そして、それは実は頭皮も一緒なのです。

同じ部分に寝ると?

私たちの髪の毛は、頭の細胞などが関係して生えたり抜けたりしています。例えば、毛母細胞にしっかりと栄養が血液に乗って届くことが健康な頭皮である第一条件となります。

それなのに、同じ部分にずっと圧力がかかっていたとしたら、そこに血液が通りにくくなってしまうのです。

当然、栄養素は血液に乗ってやってくるため、頭皮に十分な栄養が行き届かずに結果的に血流不足からのヘアサイクルの乱れが生じるわけです。

引っ張られている可能性

さらに注意したいのが、同じ向きで寝ていると髪の毛が引っ張られてしまうことです。

同じ方向で横になっていれば、常に髪の毛に負荷がかかっている状態であるが故にそのまま切れ毛、さらに抜け毛の原因となっていきます。それでなくても重要な毛髪なのに切れ毛になったり、毛根から抜けてしまっていたらショックです。

やはり、薄毛について真剣に考えるのであれば寝相にも気を使うべきなのではないでしょうか。

髪の毛が関係しなくても危険

では、バランスよく寝返りを打ち続けて頭皮への圧を分散させることができればOKか、というとそうでもありません。そうでないよりはずっと良いのですが、体自体に負担がかかる寝相の場合は頭皮にも悪影響が及びます。

例えば、うつぶせで寝る方は首にこりが生じますし、枕が合わない方は血行不良に陥る可能性があります。

筋肉が疲れてしまえばゆっくりと眠れなくなりますし、不眠症が発生した場合は大問題です。薄毛について真剣に考えるのであれば、まず寝相について考える必要があるでしょう。

正しい就寝スタイルを確立!

薄毛が気になっている方は、頭皮ケアも大切ですが睡眠について一から考え直してみてもよいでしょう。

まず、自分に合った枕を手に入れてください。高さが自分にとってしっくりくるか、硬さがほど良く首に負荷がかかり過ぎないか確認してください。

枕売場の専門家の方に相談して、必ず自分に合った枕を手に入れるようにしましょう。

そして、ベッドの硬さです。案外、安いベッドですましている方もいるのですが、一日のほとんどをベッドの上で過ごすと考えると手を抜いてはいけない家具のひとつです。

窮屈しないか、筋肉に負荷がかからず圧力が分散するか、吸水性はよいかなどいろいろと考えてみましょう。

寝具にこだわることで、頭皮はもちろん、健康面全体や仕事の効率などいろいろなところ良い効果が出始めるはずです。

就寝はバカにはできません。ぜひ、薄毛が気になる方は真剣に考えてみてはいかがでしょうか。