塩分過多が薄毛を引き起こす!普段の食生活を見直したい理由とは?

AGAスカルプ栄養生活習慣

日本人の食生活は諸外国でも注目されており、特に和食文化はユネスコ世界無形文化遺産にも指定されるなど盛り上がりを魅せています。

 

しかし、多様化が進む日本の食生活において、近年特に危険視されているのが、“塩分の摂取しすぎ”という問題です。

 

実は、塩分を摂取しすぎると薄毛にも悪影響がある、と言われています。今回、塩分と薄毛に関する関係性をまとめてみたいと思います。

塩分は悪くない?

塩分過多な食事、と聞いて“健康になれそう”と想像する人はまずいないでしょう。塩分過多な食事は体のさまざまな部位に悪影響をもたらしますし、健康寿命を短くする恐れすらある危険な食生活です。

 

さて、そんな塩分ですが私たちにとってはひじょうに重要な栄養素です。日頃の健康はもちろん、近年温暖化で話題になっている熱中症は水分ではなく塩分が抜けきることが関係するとも言われています。実際、薄毛に関しても適度な塩分は逆に有効であると言われています。

 

私たちの体は食事などによる知覚刺激によってCGRPという物質を放出させ、IGF-1をつくり出すことがわかっています。

 

このIGF-1は、頭皮にほど良い刺激を与えてくれるため、薄毛の防止や育毛などに大変役立つとして大注目されている物質です。塩分は、ある程度知覚刺激の強い成分ですので、ほど良い量を摂取していればIGF-1が多く分泌され、薄毛防止にすらなるわけです。

塩分過多が危険な理由

IGF-1が多く生成されるのであれば、積極的に塩分を摂取した方が良い。こう考える方がほとんどだと思いますが、実はここに落とし穴があると言われています。

 

IGF-1を作り出すもととなるのが、前述したCGRPとい物質なのですが、これには限りがあるというのです。

 

仮に、塩分をたっぷりと摂取する生活を続けているとCGRPが放出させ尽くされてしまい、何と細胞死が起こる可能性があるのです。

 

当然、CGRPが放出されなければIGF-1は生成されないため、結果的に薄毛の進行を止めることもできず、育毛もできずにハゲてしまう…という悪循環が起こると考えられます。

 

薄毛の原因はもちろんこれだけでは語りきれませんが、塩分の摂取しすぎによりIGF-1が作れなくなる、というのは正直大問題と考えてよいのではないでしょうか。

日常に潜む塩分の罠

現代の日本において、塩分を避けて通るのはなかなか難しいと言われています。そもそも、1日あたりの理想的な摂取量が11.4gと言われており、より理想的な数量が9g程度と言われています。インスタントカレーであっても4gはありますし、袋ラーメンも6gを超えるものも存在しています。

 

梅干しも1個3g程度であり、ほかも1枚、1切で0.5g〜1g程度です。これだけ見るとさほど塩分過多ではない、というイメージですが、実際には朝昼晩といった感じで3食を食べるわけですし、ドレッシングやバター、さらには醤油などの調味料を利用するわけですから、ゆうに9g以上の塩分を摂取していることになるのです。

 

特に、外食産業は塩分を多くすることでお客が、“美味しい”と感じることを知っているので、余計に塩分が多く含まれます。

 

大したことないだろう、という生活を数年続けていると、あっという間に薄毛が進行しているということもあり得るのです。

自炊をして外食を減らそう!

お酒が好きな方などは、毎週のように居酒屋で楽しんでいると思います。しかし、できれば塩分が少ないおつまみを利用したり、できるだけ外食を控えるようにしないと将来、薄毛が進行する可能性があるので要注意です。

 

また、できれば一人暮らしであっても自炊を心がけ、塩分のとりすぎに注意した食生活を心掛けるべきでしょう。

 

薄毛と塩分は、案外深いところで繋がっています。今一度、ご自身の生活を見直す時がきているのです。