増毛の基礎知識:増毛には種類がある?

人工毛

はじめに

 髪の毛を増やす方法として有名なのは増毛です。増毛では人工毛を使って髪の毛が増えたようにします。自分の毛を育てることによって髪の毛を増やす育毛とは全く異なるアプローチで髪の毛を増やす方法です。この記事では、増毛の基礎知識として是非とも知っておきたいことについて解説していきます。

増毛の基礎知識

 髪を増やす方法の中でも、増毛は自分の髪の毛に人工毛を結びつけたり、特殊なシートを使って人工毛を地肌に貼り付けることで髪のボリュームをアップさせる方法です。自分の髪の毛を太くしたり、長くしたりすることは育毛と呼ばれます。基本的に、人工毛を使って髪の毛を増やすのが増毛と呼ばれる方法です。増毛にも様々な種類があります。以下では、増毛の種類についてわかりやすく解説していきましょう。

増毛の種類

 技術が進歩したことによって、髪の毛を増やす方法も様々に開発されてきました。髪の毛を増毛する方法は主に3つに分類することができます。自分の髪の毛の状態に合わせて適切な方法で増毛をすることが重要です。

一つ目の増毛方法は、自分の髪の毛に特殊な糸を使って編み込み用の土台を作り出し、それに人工毛を束で付けていく方法です。この方法は編み込み式の増毛と呼ばれます。この方法は仕上がりも非常に綺麗なので、自然な仕上がりにできるのが最大のメリットです。24時間人工毛をつけたままでも問題なく過ごすことができます。ただし、自分の髪の毛が増えてくると不自然となってしまうことから、月に一度程度のメンテナスが必要となる点に注意が必要です。

2つ目の増毛方法は、自分の毛の根元に数本単位の人工毛を結びつける方法です。この方法は結毛式の増毛と呼ばれます。この方法には自分の髪の毛に1本1本の人工毛を結びつけていく方法と、人工毛を束にして地毛に結びつける方法の2種類があります。髪の毛の根本に人工毛を結びつけるだけなので、肌のトラブルが少なく頭皮に与える影響も最小限に留めることができるのが魅力です。また、自分の髪の毛に結びつけるだけなので、通気性がよく、暑い季節でも安心できます。ただし、結毛式の増毛は、自分の髪の毛に結びつけているだけなので、自分の髪の毛が抜けてしまえば自然に人工毛も抜け落ちてしまうので注意が必要となります。この方法での増毛の場合、メンテナスはほとんど不要ではあるものの、ブラッシングなどのときに髪の毛を引っ掛けて抜け落ちないようにしなければなりません。

 3つ目の増毛方法は、人工毛を植毛した透明で極薄のシートを直接頭皮に貼り付けるシート方式の増毛方法です。従来、シート方式の増毛は通気性が悪く、肌トラブルを引き起こすこともありました。しかしながら、最近では通気性があり、強力な接着力のあるシートを採用することによってトラブルも激減しています。この方法は、髪の毛がほとんどないひとでも増毛が可能であることが最大のメリットです。自分の髪の毛に人工毛を結びつけているわけではないので、一度増毛すれば比較的長期にわたって増毛の効果が持続します。

いずれの方法でも、髪の毛を自然に増毛することが可能です。増毛は育毛剤の効果があまり実感できない人であっても髪の毛をボリュームアップすることができるというメリットがあります。また、激しいスポーツをする人などでウィッグ(かつら)をつけるのが難しい場合でも、増毛であれば対応可能です。人工毛で最も有名で信頼できるのはアデランスです。

 人工毛の質が良ければ質が良いほど、自分の髪の毛と見分けがつかないほど自然にすることができます。人工毛の技術力は髪の毛の自然さに直結する問題なので、信頼できる場所で増毛をすることが大切です。

おわりに

 一口に増毛といっても増毛には様々な方法があります。増毛方法によって必要となる費用が異なることはもちろん、メリットやデメリットも異なります。まずはきちんと増毛方法について理解しておくことが大切です。増毛には人工毛を使いますが、人工毛で信頼できるメーカーとしてはアデランスがあります。信頼できるところの人工毛を使わないと、頭皮の炎症などのトラブルを引き起こすこともあるので注意しましょう。

 

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