コーヒーを飲むと薄毛が進行?その真実を考えた!
健康効果が高い、ということで話題になっているのがコーヒー。 毎日数杯飲んでいる方は風を弾きにくいとか重篤な病気になる可能性が低いなど、イイこと尽くめとされている飲料です。 さて、そんなコーヒーなのですが薄毛に対しては逆効果になる可能性がある、と言われています。 実際、薄毛でコーヒーがお好きな方も多いでしょう。その真実をここで紐解いていってみたいと思います。
コーヒーが薄毛になる原因は?
コーヒーと言えば健康的な飲みものの印象が強く、薄毛に悪影響を与えるなんて想像もできない…。そう思っている方が多いはずです。 しかし、都市伝説的にコーヒーを飲めば飲むほどに薄毛が進行する恐れがある…ということが言われているので、実際に確認した方が良いでしょう。 まず、コーヒーが薄毛によくないと言われているのは睡眠を妨げるから、と言われています。 コーヒーに含まれている成分でもっとも有名なものが、“カフェイン”ですが、このカフェインを就寝前に摂取すると夜中目が覚めてしまうというものです。私たちが就寝して熟睡すべき時間は22時〜2時の間と言われています。 この間にちゃんとした睡眠が取れていない場合、頭皮に重要な栄養がまわっていかず結果的に薄毛になってしまう…というのですから驚きです。 当然、就寝前にコーヒーを摂取すれば眠りが妨げられるため薄毛が進行。まず、これがコーヒーが頭皮によくないと言われている理由です。
体を冷やす作用
これも都市伝説的なイメージがありますが、コーヒーは体を冷やす飲み物と言われています。 その理由は、南国で生まれているものなので体を冷やす作用があるとか、血管を収縮させるなどが理由にあたります。 とはいえ、これらの説はあまり科学的には認められており、何となくで言われ続けてきたものとされています。 むしろホットコーヒーのことを考えれば、体を温めますし心が落ち着くので薄毛には良いイメージがあるのではないでしょうか。
タンニン
ワインに詳しい方であれば、タンニンについて耳にしたことがあるかもしれません。 タンニンはポリフェノールの一種で渋みを呈する成分として知られています。このタンニンは実はワインだけでなくコーヒーにも含まれており、それが亜鉛の吸収を阻害してしまうと言われています。 それでなくても現代人は亜鉛不足ですので、これが本当であれば薄毛の進行に悪影響を与えかねません。 亜鉛は、AGAにも関連する大切な成分とも言われており、この亜鉛の吸収が妨げられたら薄毛進行の危機が訪れます。とはいえ、少しの亜鉛の阻害くらいで薄毛が進行するとも思えません。 あり得ない量を摂取し続ければ何らかの悪影響が訪れるかもしれませんが、適量であれば問題ないでしょう。
アデノシンはどうか?
コーヒーはアデノシンの働きを阻害すると言われています。 アデノシンは核酸の一種と言われており、毛髪の成長に重要なFGF-7という成長因子を生成させることでも知られています。 逆に、このFGF-7という成長因子が生成されない場合はヘアサイクルに異常が起こり、薄毛が進行してしまう恐れがあるのです。 アデノシンの働きを阻害することは科学的にも知られていますが、これではコーヒーを飲んだら薄毛が進行してしまう…という説は正しいということになります。本当に薄毛は進行するのでしょうか。
適量飲み栄養は補う!
コーヒーについて考えてきましたが、就寝前に大量に飲むことを避けたり、足りない亜鉛などはしっかりと食品で摂取すること。 そして、適量であればストレス緩和にも繋がりむしろ薄毛に良い効果を与える可能性だってあるのです。 あまりに神経質になり過ぎてしまい、ストレスを溜めたら結局一緒です。適量を守り、コーヒーを美味しくいただきましょう。