口が乾くとなんで薄毛が進行?口の渇きを抑える方法は?
年を取ると若い頃と同じような体調とはいかず、どこかガタが出てくることがあります。 もちろん、年齢が上がるにつれて体力が落ちることは誰にでもあることですが、もしその不調が薄毛に繋がっていたとしたら問題視すべきです。そして、改善できるのであれば今直ぐに対策を取っておきたいところ。 ここでは、そんな不調のひとつ「口の渇き」と薄毛の関係性について考えていきたいと思います。
ドライマウス
口の渇きというと、どこか喉が乾いているような印象程度しか与えられませんが、ようするに「ドライマウス」のことと言われたら納得できるでしょう。ドライマウスとは、口の中が乾燥してしまう症状であり、口のなかが異様に乾いていたり、ネバネバと粘液が出てくるような症状となるのが一般的です。 まだ、朝起きた時に軽く乾いているのであればよいですが、日中や日常生活の中でも口内が異様に乾いていたとしたら危険です。唾液は、口内の精巣活動を行なう上でひじょうに重要な役割を担っており、それがなくなることで口臭が出てきたり、歯周病が悪化するなど悪影響が出てきます。 ドライマウスは、薬の副作用が要因であったりストレスなどが原因といわれていますが、あやしいと思ったらできるだけ早く専門医に判断を仰いでもらうべきでしょう。
なんで薄毛に関係あるのか?
さて、そんなドライマウスですが、なぜ薄毛と関係があるのでしょうか。そもそも、口の中のことですしどうしても薄毛に関連していると思えない方がほとんどでしょう。 じつは、このドライマウスなのですが薄毛を悪化させてしまう…という可能性があることが近年分かってきたのです。 まず、口内にはシアル酸という成分が分泌されています。このシアル酸自体はなんと成長因子「IGF-1」を増加させる役割があると考えられています。成長因子「IGF-1」は、キムチなどの辛い食べ物にも含まれていると考えられていますが、頭皮環境をよくするなど、薄毛の方は積極的に摂取したいといわれている成分です。 しかも、シアル酸は唾液に含まれており、それを飲むことによって成長因子「IGF-1」が増加して薄毛を抑制するとすらいわれています。 もちろん、期待されている程度ではありますが、口内がドライマウスになってしまうことでシアル酸が減少。結果、薄毛の進行が進んでしまう…という副作用が訪れることになってしまうのです。では、一体ドライマウスはどのように防ぐべきでしょうか。
ドライマウスの予防について
薄毛を改善するためには、基本的にはAGAを疑い、それらを抑制する投薬治療が必要となります。もし、そこまででなければシャンプーやマッサージ、食生活などに注意することが求められます。 しかし、ドライマウスが薄毛進行に関係しているのであれば、そこはドライマウスの改善を狙うべきでしょう。まず、唾液をたっぷりと出すためにはよく噛む…という行いが重要です。 さらに、酸味の強いものをしっかりと食生活の中で取り入れることも重要です。近年、あまり噛まずに柔らかく食べられるものが多くなっており、酸味よりも甘みや旨味に重点がおかれている向きがあります。こういった食べ物ばかりを摂取し続けてしまうと、どうしても唾液が出にくい状況になってしまうことは確かです。 また、唾液を減らしてしまう要因として飲酒なども関係しているといわれています。交感神経が優位となりやすいため、そうなることで唾液の分泌量が極端に減ってしまう…ということがあります。もちろん、日常的に口呼吸ではなく鼻呼吸を意識することも重要です。
ドライマウス対策も必要!?
ドライマウス気味の方は、ドライマウスのケア方法を試していれば薄毛が改善される可能性があるかもしれません。ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。価値はあるでしょう。