ワインで髪の毛が成長する!?噂の真相と効果的な飲み方!

アルコール薄毛

ワインがお好きな方は多いはず。 赤白ロゼ泡など、オシャレで美味しい大人のお酒といったイメージでしょうか。さて、そんなワインなのですが薄毛に効果がある…という話があることをご存知でしょうか。 ワインを飲んだら薄毛が防げるとしたら、よりワインを楽しみたくなってしまうものです。ここでは、ワインを飲んだら薄毛に良い効果があるという噂を検証していきたいと思います。

ワインの酒石酸?

とある大手製薬メーカーが以前、ワインに含まれている酒石酸が薄毛に効果があると発表し話題となりました。 この酒石酸に頭皮の細胞から発毛促進物質の分泌量が増加させる力があり、これらを商品開発にいかそうとしている…という話です。 酒石酸と効いてピンと来ない方も多いと思いますが、ワインにはさまざまな有機酸が含まれています。 これらが味わいに影響を与えるほか、細菌の増殖を抑えたり腐敗を防ぐなどしているため、ワインは熟成をすることができると考えられているのです。

白ワインの方が良い?

さて、そんな酒石酸ですがどのワインにも多く含まれているわけではありません。赤ワインの場合、ポリフェノールであるタンニンなどが多く含まれます。 これらは酒石酸と結合しやすい性質を持っているため、放置しておくと酒石酸が滓として落ちていってしまいます。人体に問題はないので飲んでも良いのですが、消費者がそういったものを嫌うということで、基本的にはそれらは取り除かれて市販されてしまいます。つまり、赤ワインはもちろん酒石酸は含まれていますが少ない可能性がある…ということです。 もちろん、白ワインも赤ワイン同様に濾過や清澄されて市販されるので酒石酸は多くは残っていませんが、タンニンなどポリフェノール量が少ないため比較的多く残っています。 さらに、白ワインは酸がとても大切な飲み物ですので酒石酸の役割は偉大です。仮に髪の毛のことを考えるのであれば、濾過や清澄などがされていないナチュラルな白ワインの方が良いかもしれません。

飲み過ぎは意味がない

さて、そんなワインですが、結果的にアルコールですので飲み過ぎはよくありません。本来、アルコールの過剰摂取は頭皮に悪影響を与えてしまいますし、そもそも論としてアルコール自体が頭皮によくない…とすら言われています。 ワインはアルコール度数が12〜14%と比較的高いため、簡単に酔っぱらってしまいます。 仮に、酒石酸を求めて飲み過ぎてしまったら肝硬変などのリスクが高まるだけで良いことは一ミリもないわけです。

上手な摂取の仕方

実際、酒石酸を摂取していれば必ず髪の毛が増えている…というわけではないでしょう。そういった促進効果が期待できる、という程度に考えておいた方が安心です。 しかし、それなりに期待できる成分が入っているのであれば積極的に摂取していきたいところ。では、正しいワインの飲み方を紹介しましょう。まず、ワインはグラス2杯。 このくらいが一日の適量と言われています。そして、白ワインを飲む場合はしっかりと冷やして飲んでください。もちろん、中には冷やし過ぎるとそのワインのポテンシャルをいかせな場合もありますが、酒石酸を求めるであれば冷やした方がわかりやすくなります。 酒石酸は低温になると結晶となって固まりやすくなりますので、目に見えて酒石酸を摂取することができます。 もちろん、冷やさなくても酒石酸は摂取できますが、気分的に酒石を食べている方が髪の毛に効果がありそう…という気分を盛り上げられます。 そして、髪の毛に良いとされている亜鉛がたっぷりと入った生ガキにレモンをかけ、それをおつまみにペアリングしてみてください。美味しく食べられる上に頭皮にも良い。これ以上、最高のペアリングはないでしょう。