クーラーを強くかけると危険?薄毛とクーラーの関係性は?
夏場、クーラーを強く効かせている方も多いことでしょう。 昔のように最高気温が30度前後であればいいですが、近年日本は場所によっては40度を超える灼熱大陸となってしまっています。そのためクーラーが手放せない日々が続いているわけですが、薄毛に悪影響はないのでしょうか。 ここでは、クーラーと薄毛の関係性について考えていきたいと思います。
クーラーは体を冷やす?
クーラーを利用する第一の目的は、部屋の温度を下げることです。近頃、除湿などができたり機能性が高まっていますが、根本的には部屋や体温を下げることがクーラーを利用する目的といってもいいでしょう。 さて、そんなクーラーで体が冷えてしまうと薄毛にはどのような影響が出てきてしまうのでしょうか。
血行不良
仮にクーラーを強くかけて体を冷やし過ぎてしまうと、血行不良になる可能性が出てきます。 もちろん、あまりにも極端に冷房を効かせた結果ではありますが、それでも血行不良は薄毛にとって危険な状態といっても過言ではありません。基本的に各栄養素は血液にのって体の隅々へと届きます。 つまり、血行不良になるということは血流が悪くなっているということであり、結果的に頭皮に栄養が正しく届けられなくなってしまうということが起こるわけです。 とくに冷房を強く効かせて長期間体を冷やしている方などは、慢性的な冷え性になってしまう可能性もあり注意です。
頭皮の乾燥にも注意
さらに注意すべきが頭皮の乾燥です。 クーラーの風は乾燥を引き起こしやすいことから、直接頭皮にその風を浴びていると乾燥してしまうことがあります。とくに暑い夏は外から汗だくで帰宅し、クーラーの温度を下げてその風に当たりたくなります。 しかし、この汗をかいた後の頭皮はかなり冷えてしまうことからより乾燥しやすく、結果的にフケがたくさん出てしまうことになるのです。 毛穴がふさがれてしまうと、不潔になりやすくヘアサイクルが乱れてしまうこともあります。薄毛の方にとっては重要なポイントになるわけです。
キューティクルにも注意
髪の毛の表面はキューティクルで覆われていますが、クーラーを浴び過ぎると髪の毛の水分量が減りキューティクルが剥がれてしまう可能性もあるといわれています。 キューティクルがダメージを受けてしまうとパサつくだけでなく、切れ毛が出来やすくなることもあります。 クーラーを浴び続けていることにより、体内だけでなく頭皮にも深刻なダメージが与えられてしまうの可能性があるのです。
適度にケア
とはいえ、暑い時にクーラーなどを使用せずに我慢するのはかなり危険。 薄毛の進行も気になるところですが体調が悪くなり、結果的に薄毛よりも深刻な状態に陥ってしまうことも考えられます。そこでおすすめしたいのが、適度な頭皮ケアや栄養素の摂取です。 クーラーも冷やし過ぎではなく適度な温度にしたり、適宜暑さに体を馴れさせるなどのケアが重要になるでしょう。 また、常に頭皮が乾燥や汚れにさらされることになるため、しっかりと毎晩頭皮ケアをおこなったり、正しいシャンプーを使ったり、頭皮を守ることを重視した生活をすべきではないでしょうか。 また、暑い夏はどうしても冷えた飲み物ばかりを摂取してしまうため、これも体を冷やす行為となってしまいます。 暑いお茶を常に飲むことは推奨しませんが、自宅でのんびりできる時はできるだけ温かいものを食べて体を冷やさない工夫をすることも重要になってくるのではないでしょうか。
夏場こそ注意!
夏から秋にかけて頭皮はダメージを蓄積しやすいといわれています。体調管理をはじめ、頭皮の健康のためにもしっかりとケアを怠らないように努力し続けてみてはいかがでしょうか。